令和8年4月26日
新たな年度を迎え、皆さまにご挨拶を申し上げます。
今回のご挨拶は、柄でもありませんが少し訓話めいたお話です。
審査での出来事でした。
甲矢は的心に的中しました。
乙矢もスムーズに会に入れました。
その会でのことです。
「今ここで離したら中らないかもしれない」そんな気持ちが生じました。
「せっかくのチャンスなのだから、外したらもったいない」と思ってしまったのでしょう。
その日、私は的に囚われました。
その後数年、生じてくるそんな気持ちを振り払おうとするだけで精一杯でした。
後で気づけば、きっかけは日々の稽古の中にいつもありました。
ひっそりと、でもはっきりと。
例えば先生の教え。
真っ直ぐであることと、真っ直ぐなつもりであることの違い。
それを受け入れる素直さ。
あるいは考えも及ばない発想。
「会に入るまでに準備を済ませているから、会で迷うことはない」と話してくれた人。
的に対する執着が薄れることはありませんでしたが、意識を自分に向けることで
「すべきことをするだけ」と少しだけ開き直った気持ちで離れを迎えられるようになった気はしています。
「師を信じて学べ。己を信じて放て」
そんな当たり前に気づくには、思いのほか遠回りを伴うものなのかもしれません。
今年度も、自分のできることを行なっていきたいと思います。
それが自分のためであり、他者のためでもあるといいなと思っています。
今年度もよろしくお願い申し上げます。
浦安市弓道連盟
会長 本間慎治

浦安市弓道連盟会長
本間 慎治