令和4年4月18日
令和4年度、また新しい年度が始まります。
始まりという言葉は、どこか新鮮な響きを伴うように感じます。初心に立ち戻って一から始める…といったイメージからなのでしょう。とはいえ、すべてを一新することが素晴らしいわけではなく、新しさは常に過去の積み重ねの上に成り立っています。過去を今に活かして、変化を恐れずに取り組んでいく。間違ったら、また戻ればいい。連盟の歩みもそんな繰り返しでしょうか。
射も同じなのでしょう。
指導を受け、射を変えようとするけれど結果が伴わず、気づくと元の形に戻ってしまった経験はありませんか?人それぞれに自分にとって楽な動きは異なります。その動きが正しいのであれば苦労はありませんが、残念ながら楽な動きが正しい動きであることは少ないですよね。やってみて、なぜそれが必要なのか考え、できる方法を工夫する。私たちができることは、そういった当たり前の繰り返しだろうと思います。
連盟の運営も、より良い形を求めて、これまでとは少し異なる形式を試みたいと思っています。
1年前、「心に銘じ、心に覚えて」物事に取り組んでいける個人であり、組織でありたいと書きました。この1年を振り返ると、「できた日もあり,できぬ日もあり」といったところであったかと感じています。これからも、コロナがあっても、日々は続きます。また、新たな繰り返しの始まりです。当たり前の繰り返しにお付き合いいただければ幸いです。今年度も、よろしくお願い申し上げます。
浦安市弓道連盟会長
本間 慎治